紅の豚ラストシーンの真相!ジーナ、フィオの恋の都市伝説!
「紅の豚」というと戦争や男気のようなシーンが印象的ですが、その中でも「大人の恋」のような描写も含まれています。
その恋の行方と言うものは作品中では最後までどうなったのか知るすべはありません。
しかし、宮崎監督はきちんと作品の最期にそのヒントをちりばめてくれていました。
二人の女性
「紅の豚」に登場し、主人公ポルコに恋をしていると思える女性は二人います。
ジーナ
http://xn--u9jt73g5sao94bqv6ce6h.jp/wp-content/uploads/2015/09/jina_1.jpg引用
一人はジーナ。ホテル・アドリアーノの経営者であり、大人のセクシーさをふんだんに持っており、「アドリア海の飛行艇乗りは、みんなジーナに(一度は)恋をする」と言われるほど魅力あふれる女性です。
まさにマドンナ。
結婚を三度経験するも、三人の旦那さんは全員戦争で亡くなってしまうという経緯を持ちます。ポルコとは長ーい付き合いのようで、ジーナの三人の旦那さんもポルコは良く知っているような感じを出していました。
フィオ
http://blog-imgs-38.fc2.com/b/i/k/biker394/fio_2.jpg引用
劇中に登場するピッコロ社の社長「ピッコロのおやじ」の孫娘であり、飛行機設計技師として活動しており、アメリカでの修行経験もあります。
17歳と非常に若い年齢でありながら、腕前は確かであり、しっかりと自分の中に芯がある印象があります。
男勝りの強さと、女性としての弱さを併せ持つ魅力あふれる女性。
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ジーナのルート
ジーナとポルコは密かにずっと想いを寄せていたような雰囲気を漂わせています。
最期の決戦の最中にはカーチスから「ジーナはお前を待っている」と言われ、顔を真っ赤にしていたポルコ。まんざらでもないご様子。
そしてジーナは「賭け」をしています。非常に多くの記事で語られていますね。「紅の豚」のラストシーンでその「賭け」に勝った様子が伺えると・・・。
その賭けと言うのはこのセリフです。
ジーナが庭に出ているのは昼間。その時間帯にポルコがやってくることはないのですが、そこへやってきたらジーナはポルコを愛すことを宣言しているのです。
そして、話題になっているラストシーンと言うのがこれ。
ホテル・アドリアーノにポルコの赤い飛行艇が船舶しているのがわかります。これはポルコなのか・・・。ジーナは賭けに勝ったのか・・・。勝ったはいいけど添い遂げることはできたのか・・・。
ジーナルートを考える上でいくつかエピソードをご紹介します。
機体の「4」
まずは、ポルコがまだ人間の姿であった時、、機体に「4」という数字が書かれています。これがジーナの4番目の旦那になるということを揶揄していると言われているのです。
宮崎監督自身もインタビューにてそれを認めているという話もネットで囁かれています。ちょっとこれについてはソースが不明なのですが、見つかったら報告します。
宮崎監督インタビュー
宮崎監督は「その後」についてインタビューで以下のように語っています。
ポルコは頑固な豚ですからねえ。笑
例えジーナが賭けに勝ったとしても、二人が上手くいくとは限らないということでしょう。
最期の意味深な語り
作品の最期にはフィオの語りがあります。
この語りの真相とは・・・?
フィオのルート
フィオとポルコの間に語られている都市伝説と言うのがあります。
それが「魔女の宅急便」と関わっているのですが、「魔女の宅急便」に登場するトンボと言う少年がいます。
この少年が実はポルコとフィオの子孫であるということなのです。実はこの都市伝説はポルコとフィオの間の子孫という話ではなく、フィオが誰と結婚しようがその子孫がトンボなのでは・・・?と語られているものです。
「紅の豚」は世界恐慌、1930年の時代を描いています。そして「魔女の宅急便」は時代設定の描写はないのですが、原作が始まったのが1980年。その時代設定とすると、その二作品の時代差は約50年。
ポルコとフィオの孫・・・あたりになるのかな。
フィオのあの飛行機に欠ける並々ならぬ情熱を受け継いだトンボは、だからこそ飛行機があんなに好きで、空を飛ぶことに憧れを抱いているというのですね。
「魔女の宅急便」と「紅の豚」のつながりをしめすような都市伝説は他にもありますので、気になった方は是非ご覧ください。
ポルコはどっちを選んだのかな?
きっとポルコと添い遂げるためには、まずポルコが豚から人間に戻らなければいけないと思います。頑なそうですからね・・・ポルコ。
非常に長い時間をかけて口説き落とす姿勢が必要かもしれません。笑
信じるか信じないかは、あなた次第。