ジブリかぐや姫!構想8年50億の制作秘話伝説!


  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • SumoMe

90114

ジブリの中でも特に異彩を放つ「竹取物語」。

異彩を放っているだけあって、他の作品とは全く違う道を歩んでいます。

それはジブリの中でも伝説ですし、世界的に見たアニメーション作品の中でも伝説的作品となっています。

そんな事実だけどとても信じられない、「竹取物語」の制作秘話について紹介します。

 

 

これは2014.1.15放送の「笑ってこらえて」にて紹介されていたことです。

では、「竹取物語」(=「かぐや姫の物語」)がいったいどのくらいの期間をかけて制作され、どの程度の予算をかけて制作されたのかご存知でしょうか・・・。

実は、制作期間に8年を要し、制作費に50億円を要したのです。

超大作・・・。なぜこんなにもふくれあがってしまったのでしょうか。

「笑ってこらえて」では、高畑監督の14年ぶりの監督作品「かぐや姫の物語」の制作秘話が語られました。

6分間のかぐや姫の動画です!まだご覧になっていな方は、参考にどうぞ!

「かぐや姫の物語」は、日本人ならば誰もが少しは触れたことのある作品で、「かぐや姫」、「竹取物語」などの単語を聞いたことがないという人は非常に稀なのではないでしょうか・・・。

そんな日本人にとって伝統的な物語の一つであるこの作品。

実は以前高畑勲さんが社員として所属していた時代の東映動画で制作の企画はあったのだそうですが、その時点では実現されませんでした。

しかし、作品の構成やプロットはその時に産まれたものが、今作品につながっているのだそうです。

こうした経緯ですでに「竹取物語」」には触れていた高畑さん。そんな思いを知ってか知らずか、ジブリの重鎮鈴木プロデューサーの後押しがあって今回製作されることが決まったのです。

2005年のことでした。

ここで、2005年??と思いますよね。

公開までに8年を要しているんです。なぜ8年もかかったのか?その理由がわかる制作秘話でした。

 

 

8年の理由

この「かぐや姫の物語」の制作に時間がかかったのは、単純に絵コンテが普通のアニメーションに比べて多かったからというのが、単純な回答になります。

しかし、実際の制作側にしてみれば、そんな単純な話では済まないことが伝わってきました。

まず、今回の「かぐや姫」では色が3色以上が組み合わさって構成されています。

その色合いを出すために、色が3色なら絵コンテが3枚必要になってくるんです。そうなると、単純に言えば通常の3倍の絵コンテが必要になってきます。

そして、PCで色塗りをしたことがある方ならわかるかと思いますが、線でくくったところに、一回クリックしたらその範囲内に色が乗りますよね。

しかし、「かぐや姫」は線で完全にくくられていおらずその余白があるような描き方が特徴的となっています。

そのために、線で完全に閉じられた絵コンテも必要であり、それに対して色を乗せていって「閉じられた線」を消してから、もともとの絵コンテを合成していくといった具合になります。

こうやって、どんどん絵コンテが必要となり3秒のシーンで費やされた絵コンテは300枚前後になっている部分もあるそうです。
えげつないですよね。汗

そんなこんなな制作状況なため制作費は50億円かかったというのは公開前から話題になっていましたね。

 

 

 

しかし、やはり業界人が見るとその価値はものすごいようで絶賛の声を上げています。

「009 RE:CYBORG」の制作に携わった石井朋彦プロデューサーや、細田守監督作品を世に送り出している「スタジオ地図」の齋藤優一郎プロデューサーのトークショーでのこと。


石井さんは以下のようなコメントを残しています。

komennto


齋藤さんも以下のようなコメントを残しています。

komennto2

このように、とてもまねのできないような作品として業界の中では騒然としている状況だということが伺えます。

 


スポンサーリンク

 

 

プレスコ

この作品ではアフレコではなくブレスコという手法がとられています。

プレスコとはプレスコアリングの略で、本来は絵に合わせて声や音楽を当てていきますが、それとは逆で、セリフや音楽を先に収録して絵がそれに対応していくという手法です。

これは高畑監督が監修した「じゃりん子チエ」という作品が関係しているのだそうです。

その際にはアフレコの手法が用いられましたが、せっかく豪華な声優陣を集めたのにもかかわらず、アフレコ手法によってその個性や才能が発揮されない者にし蛾がってしまったという印象を受け、後悔が残ったのだそうです。

今回の作品には亡くなられた「地井武男さん」も参加していて、最初は「時代劇っぽい」と高畑監督につっこまれていましたが「この作品は地球を肯定したほうがいいのか否定したほうがいいのか」という疑問に葛藤しながら

「地球を肯定しつつもまだ地球にいたいという思いのまま月に帰らなくなってしまうという逆説を描いている」
(笑ってこらえてより引用)

 

という高畑監督の話に疑念が取れたのかそのあとの地井さんの演技は目を見張るものがありました。
これは是非作品を見ていただきたいですね。

主役の朝倉あきさんに対しては「悲しみの声がいい」という監督の感想だったそうです。

 

 

音楽 久石譲

ジブリ音楽と言えば久石譲さん。

ジブリ作品は全て久石譲さんが携わっているような気がしてしまいますが、実は宮崎監督作品には関係が深いのに対して、高畑勲さんと組むのは初めてだったんですね。

テーマソングには高畑監督自身が作曲した「わらべ唄」の使用が決まっており、物語の最後を飾る「いのちの記憶」(作詞・作曲・歌 二階堂和美さん)というという曲があるうえでの久石さんへの依頼だったようです。

さらに

観客を煽らない・心情も言わない・背景も言わない

という条件付がなされた上での依頼だったため、とても難しい状況の中久石さんは32曲の楽曲を提供しました。

こうした音楽も、是非注目して聞いてみてください。はたして「観客を煽らない・心情も言わない・背景も言わない」という約束は守られているのでしょうか。

いのちの記憶/二階堂和美
https://www.youtube.com/watch?v=dYTyQiX6S8U

 

 

脚本 坂口理子

プロデューサーの西村義明さんが「キネマ旬報セレクション 高畑勲」で語っていましたが、NHKで2008年に放送された「おシャシャのシャン!」という作品の脚本家・坂口理子さんが「かぐや姫の物語」の制作には関わっています。

と、言うのも制作が進み始めて1年が経過した際に脚本作業が全く進まない状況が続いたためアプローチをかけたのだとか。笑

こうした経緯もジブリ作品としては異彩を放つ一因かもしれませんね。

坂口さんは今回の「かぐや姫」の制作に関わったことについて「夢のような時間だった」と語っていました。

地獄のような印象を受ける8年間の制作秘話を聞かされると「え?ほんとに?」と思ってしましますが、「またオファーが来たら?」という問いに「ぜひ、お受けします」と笑顔で答えていました。

 

 

高畑監督に影響を与えた人物

そんな制作を行ってきた高畑監督ですが番組の最後には、影響を受けた恩師について語っていました。

多大な影響を受けた人物はフレデリック・バックさん。

フレデリック・バックさんのウィキペディア情報はこちら

高畑監督は若い頃、アメリカにわたって「リトルニモ」の仕事を放り投げてフレデリックさん制作の「クラック」を鑑賞。

後に「荒涼とした大地に木を一本一本植え続け、やがて緑あふれる森に変えた」というコンセプトの「木を植えた男」も見て多大な影響を受けたそうです。

これが「ホーホケキョとなりの山田くん」「平成狸合戦ポンポコ」などにも影響を与えて、その集大成が「かぐや姫」になるんです。

今回の「笑ってこらえて」では、フレデリックさんと高畑監督の対面が実現して「クラック」の中から原画をプレゼントされていました。

今回は6分間の予告編を見ていただいていました。

フレデリックさんは笑みを浮かべ

「きれいだ」
「素晴らしい」

と言葉を漏らして、病気の体にもかかわらず本編も上映して、見ていただくことに。

「この作品は私の中で夢が叶ったような作品あなたは才能ある人に囲まれている」
(笑ってこらえてより引用)

と感想を語り、なんとこの8日後に亡くなったそうです。すごいエピソードですよね。

このような制作秘話、恩師とのエピソードがあり「かぐや姫の物語」は上映されているんです。

この時期になって、こんな制作費秘話をTVで公開するというのはジブリも焦ってるのか??売名行為か???とも思いますが、この作品は一見の価値有りだと思います。

ぜひ、一度ご覧下さい。

コメントを残す

サブコンテンツ