人魚アジア編!東洋の人魚は醜い妖怪?地方に伝わる不思議な話!


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人魚

「人魚~東洋編~」。

人魚と聞いて思い浮かべるのは西洋の人魚。

東洋の人魚はちょっと残念な感じに仕上がっています。笑

 

 

人魚と聞いて思い浮かべる、ディズニーのキャラのような風貌ありますよね?

あれって実は欧米・・・特にヨーロッパ発祥だって知ってましたか?日本を始め東洋で語られてきた人魚と言うのはちょっと違うのです。

今回はそんな東洋で語られてきた人魚をご紹介します。

ちなみに西洋版はこちら。

 

 

日本の人魚の都市伝説

日本が江戸時代後半になるまでは、人魚は決して美しい容姿を持っているようには描かれておらず、醜い容姿で描かれていました。

それは元をたどると、中国の神話と地理について書かれた書物「山海経」で語られた人魚に影響を受けているものと考えられています。

「山海経」で描かれている人魚は、4本脚が生えた魚であり、姿はサンショウウオのようだとされています。災害の前触れであったりと凶兆の前触れとされる事が多かったようですね。

こんな感じ。

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現代の我々が思い描くような人魚とは程遠い存在です。その点、ヨーロッパで語られているようなローレライに代表されれうような人魚は、その美しい声に魅了されてしまい船のかじ取りがおぼつかなくなって難破するという伝説があります。

こうした違いはどこからくるのやら。笑

 

時代的には、おそらく東洋で語られてきた人魚伝説の方が早かったと考えられます。また、「妖怪」の伝説が色濃く存在する東洋の性質もあり、非常に「魚」によった容姿で悪さをする怪物として語られてきたのでしょう。

 

日本の歴史の中で最も古い人魚の記録が残っているのは619年の「日本書紀」。この記録の中には現在の大阪府である摂津国にて、漁師の網に人魚がとらえられたという記述があります。

 

619年には海の中に何か不思議なものが見えたという記録が残されていましたが、620年には

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と、ついに捕獲までしてしまっています。

さらに聖徳太子が記録を残しています。その記録によると、琵琶湖で醜い人魚と遭遇したとされています。

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と言い残し昇天し、聖徳太子は手厚く供養したという話が語られています。

 

こうした昔の人魚の図は残されていないのですが、1781年に刊行された「今昔百鬼拾遺」ではこのような図が残されています。

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また、川原慶賀さんが描いた「人魚図」という作品ではこんな人魚が・・。

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鎌倉時代の「古今著聞集」では 「伊勢国で漁夫の網に人魚がかかり、魚身で頭は人間、歯は細かい魚の歯で、顔は猿に似ていた。 人間のような泣き声で涙を流していた。 」という記述もあり、こうした決して美しくはない容姿は日本に根付いたものであることが伺えます。

人魚と出会ってしまったら恐ろしいことが起きて、海に連れてかれる・・・なんてことが起きるのならば、どうせなら美人の方がいいなあ・・・と思ってしまいますよね。笑

では、日本各地で語られてきた人魚の伝説を紹介します。こうした伝説が語られていた時代はもう西洋風の人魚であった可能性が高い為、妄想の場合は西洋風の人魚をご想像ください。笑

 

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新潟県 人魚伝説の碑(比翼塚)

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新潟県の上越市には人魚伝説公園という公演が存在します。これには当然人魚が絡んでおり、平成5年に、佐渡を望む雁子浜に記念碑が建てられました。

伝説の内容は、常夜灯のところに毎晩女性がいて、その女性と語り合う仲にあった男性がいたのですが、その男性には婚約者がおり家を空けることに躊躇するようになったために常夜灯に行かなかった日がありました。

すると翌日、崖下に女の死体がありひどく後悔した男性は後を追うように死んでしまいました。村人たちは地蔵尊を設置して弔ったのですが、そうしたものがいつしか「人魚塚」と呼ばれるような場所になったのです。

 

徳島県 鳴門海峡の人魚伝説

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鳴門海峡はものすごい勢いの渦潮があるということで観光名地にもなっていますが、そこで明治時代に人魚捕獲のニュースも出回りました。

しかし、詳しい人魚に関する記述などがなく、今ではイルカの仲間のスナメリか、海の哺乳類のジュゴン、絶滅したニホンアシカを見間違えたのではないかと言われています。

 

沖縄の都市伝説

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これは非常に都市伝説らしい話なのですが、ある女性が沖縄に旅行に行った時にタクシーを利用した際にそこで聞いた話です。

そのタクシーの運転手はよくスキューバダイビングに行くということでしたが、年に一度だけ行く秘密の場所があると語りました。

その場所は、酸素ボンベなどなくても海中で息ができる場所で、二人の人魚がいるというのです。

しかし、全くおちょくっているような様子はなく、真剣に話をしているために女性は不思議な印象を受けたという話です。

まさに都市伝説!

 

石垣島の人魚伝説

石垣島の野原村(ぬばれむら)という小さな村には昔から人魚に関する伝説があります。

昔、体の長さが二メートル近くある人魚が網にかかってしまい、その肉が不老長寿の薬という言い伝えがあったために料理をしようとしてのですが、どこかか「たくさんの人が、死ぬ。たくさんの人が死にます・・・。」という声が聞こえ、人魚によくよく話を聞いてみると、幼い子供を残してきており乳を欲しがっていること、見逃してくれたら恐ろしい秘密をしゃべるとのことでした。

結局放してやることにした村人は人魚から

「明日の朝、恐ろしいナン(津波)が村を襲います。みんな山へお逃げなさい。」

ということを聴きました。村人は隣町に伝えましたが、これを信じる者はなく、結局野原村の人たちしか難を逃れることができませんでした。

 

伊波南哲さん著書「沖縄風土記」

この本には新城島の総代にインタビューをする描写があります。

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こうした伝説が語られている日本ですが、どこまでが本当でどこからが嘘なのか・・・。笑

UFOのように人間が作り上げたまやかしがほとんどかもしれません。どこかにロマンを感じた人々がさらに色付けして伝説が残ってきたのかもしれませんが、この話の中に本当の話も混ざっているのかもしれません。

信じるか信じないかは、あなた次第。

 

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