ドラえもんの最終回!都市伝説から藤子先生の作品まで総まとめ!
ドラえもんの最終回が存在しているという都市伝説があります。
国民的アニメの最終回説と言うのはいろんな作品に存在しますが、当然のようにドラえもんにもあるのです。
ドラえもんの場合は色んな説が、あるのでここで一回整理し、何がどのようになって都市伝説が誕生したのかを見ていきたいと思います。
都市伝説
植物人間状態
ドラえもんの最終回として都市伝説的に語られているのが、全て植物人間状態で眠っていたのび太の夢物語と言うもの。
この最終回では、のび太が交通事故の後遺症で植物人間状態になったまま病院のベッドで寝ており、その側にはのび太のお母さんが看病しています。
一生話すことができず、歩くこともできないのび太は自分の夢をかなえてくれるドラえもんとの生活を妄想的に作り出し、それが「ドラえもん」の作品中で描かれてきたというのが物語の真相だったことが最終回で明らかになるという話なのです。
そして、のび太はドラえもんに最後の願いが「天国へ連れて行って」ということを伝えて終わるというものです。
植物人間とドラえもんを絡めた都市伝説は一時期異常に流行ったそうで、のび太のモデルとなった人物が植物人間の人だったとか、ドラえもんの作品内で描かれている話は植物人間状態の人が絵空事で語ったことを反映しているという都市伝説も流行ったそうです。
いずれも都市伝説の域を出ない話のようで、のび太のモデルは藤子・F・不二雄先生本人だったということは、藤子先生本人が語っていますし、この最終回の説に関しても本人が「もっと楽しい終わり方にする」ということを公言していました。
電池切れ
そしてもう一つネットで伝説的に語られているのが、ドラえもんが電池切れになってしまうという最終回。
のび太はいつものようにジャイアンたちにいじめられて家に帰ってくきます。
そしていつものようにドラえもんに助けを求めようとしましたが、ドラえもんが全く反応しません。
そこで不思議に思ったのび太はドラミちゃんに詳細を聞きます。するとどうやら電池切れと言うことなのですが、通常のドラえもんの型番の猫型ロボットは耳に記憶装置のバックアップがあるのですが、ドラえもんには耳がありません。
そのため電池交換をしても記憶は消えてしまうということになります。しかも、未来や過去へ行き来する規制が厳しくなり、簡単に未来に行ってドラえもんの電池を交換することができなくなります。
ここでのび太に与えられた二択が
- 規制をかいくぐって未来へ行き、記憶は消えるが電池を交換する
- 記憶を消さずに電池交換を行えるような技術が生まれるまで待つ
のび太が選択したのは後者で、自分がその技術を開発しようとし、熱心に勉強を始めます。
そして、世界でも有数な科学技術者になったのび太がドラえもんの記憶を保持したままドラえもんをよみがえらせることに成功しするという話。
ちょっと編集が個人的に納得いかない部分がありますが、静止画をつなげた動画もあります。
この最終回は実際に存在したものです。しかし、藤子・F・不二雄先生本人が描いた作品ではなく「田嶋・T・安恵サンと言う方が描いた同人誌に掲載された作品です。
動画を見ても分かりますが、かなりクオリティが高く、本当の最終回として採用してもいいくらいの進行になっています。
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藤子・F・不二雄先生の最終回
藤子・F・不二雄先生が描いたとされるドラえもんの最終回も存在します。
これらは、「ドラえもん」が小学○年生という雑誌に掲載されていた経緯が関係します。基本的に小学○年生シリーズは例えば「小学3年生」ならば4年生に上がってからは読まないものです。
そのため、年度の節目には読者のために一応の区切りをつけていたのです。連載が続く中で、掲載される雑誌が小学6年生まで拡大したり、単行本発売が始まったりしたために、こうした流れはなくなったそうです。
こうした経緯で最終回ではないのですが、最終回的な話。3本ありますので紹介します。
「ドラえもん未来へ帰る」
(「小学四年生」1971年3月号掲載)
この話は、過去の人間に迷惑をかけないために「時間旅行規制法」が制定されてしまい、ドラえもんが未来へ帰らなければいけなくなってしまいます。
別れの際は泣きわめいて抵抗するも、セワシ君に未来へ連れていかれ、
というのび太のという語りで締めくくられます。
「ドラえもんがいなくなっちゃう!?」
(「小学四年生」1972年3月号掲載)
この回は、のび太が自立できるようにドラえもんが未来へ帰ることを考え始めます。のび太には「故障した」と言うウソを伝えて未来へ帰っていくドラえもん。
ドラえもんがいなくなってしまったのび太は一人で自転車に乗る練習を始め、転んでも立ち上がり根性を見せます。その頑張りを未来からタイムテレビで見ているドラえもんの様子が描かれ終わります。
「さようならドラえもん」
(「小学三年生」1974年3月号掲載)
この話は、「ドラえもん」のアニメ第1期が終了した翌年であり、藤子・F・不二雄先生が他の連載などを持つことになったために、本当にドラえもんと言う作品を締めくくろうとして作られた話。
理由は明かしませんがドラえもんが未来へ帰らなければいけなくなります。そんな中のび太はジャイアンとケンカになってしまうのですが、いつもと違い、ボロボロになりながらもジャイアンに抵抗し最後には「俺の負けだ」と言わしめます。
一人で動くことのできなかったのび太はドラえもんに担がれながら家路につくのですが、その道中には「もう一人でも大丈夫」「だから安心して未来に行って」とうなされる様にのび太は呟きます。
のび太を布団に寝かせた横でドラえもんはのび太の寝言を聴きながら涙を流しているのですが、翌朝もうドラえもんの姿はないという話。
以上が「ドラえもん」の最終回として語られている話。
同人誌の最終回が如何にクオリティ高いかわかったでしょうか?笑
まあ、作者本人が描かないと意味がないのですが、どうせ最終回ならば、ただ単にドラえもんが未来へ帰る話と言うわけではなく、のび太が頑張った結果を見せてほしいし、しずかちゃんと結婚した描写も見せてほしいし、それぞれのキャラクターが大人になった描写も欲しいなあと感じてしまいます。
藤子・F・不二雄先生亡き今、アニメ「ドラえもん」がいつか終わる日が来た場合、藤子・F・不二雄先生が書いた上記の最終回的な作品たちがアニメの最期の放送回で放送される可能性は高いです。
以上、ドラえもんの最終回についての情報でした!